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沢尻エリカが「別に…」会見の後やっていたこと

バッシングの嵐からの復活術 生き残る芸能人のすごい処世術③

最速記録の3カ月で続編がスタート

 そんな彼女が話題作、蜷川実花監督作品「ヘルタースケルター」(2012年)で復活した。ただ、その時点でも業界では彼女と仕事をすることに「?」マークの関係者が多かった。いつ不機嫌になるか分からないし、仕事をスッポかされたらどうしようといった不安が頭をよぎるのだ。

 ただ、その後に出演したフジテレビの深夜ドラマのスタッフによると、「仕事はキチンとしていたし、関係者にもスタッフにもちゃんと対応して問題ない。それどころか、また一緒に仕事をしたい印象」だったという。そういうわけで、シリーズの続編がたった3カ月でスタートするという最短記録を作った。

 評判が悪い中で普通に仕事をすれば、「いい人じゃないか」というイメージに変化しやすい。仕事先から悪く思われている時こそ、普通に、丁寧に仕事をしていれば、「少なくとも僕には良かった」と理解してくれる相手も出てくる。沢尻のように一度失敗しても、耐えてキチンとやっていく。それが遠回りに見えても、信頼される力となるのだ。

『生き残る芸能人のすごい処世術』より構成)

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城下 尊之

しろした たかゆき

芸能ジャーナリスト

1956年福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。在学中から産経新聞でアルバイトをしていた経緯から、大学卒業後は、サンケイスポーツの文化部芸能担当記者となる。1982年『モーニングジャンボ 奥様8時半です』(TBS)の芸能デスクとなり、サンケイスポーツを退社、芸能リポーターに転身する。その後、数多くのワイドショー番組で活躍。現在の担当に『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)、『朝生ワイド す・またん!』(読売テレビ)、『バイキング』(フジテレビ)などがある。


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  • 2017.10.20